コラム

「日光誘客戦略アクションプラン」

日光市が世界に通用する観光地として持続可能な成長を図るため、 ウィズコロナ・アフターコロナ期において観光誘客を進める指針として、 有効かつ効果的な観光誘客アクションプランを策定しています。

 重点課題としては「情報の一元化」であり、エリア別情報、観光情報、メディア情報、観光関連事業に関する情報、官公庁・自治体関連補助金情報、勉強会有益な知識、観光マーケティングデータ情報 これらの情報を効果的に利活用し誘客促進する仕組みをつくるとともに満足度の向上を図ることが重要です。

「交流人口促進の必要性」

今や人口減少は全国的に共通の問題となっている。
自然人口増は、出生率の低下やDINKsと呼ばれる共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観を持った若年層のもとでは壊滅的。
社会人口増は、企業・工場誘致や学園誘致などの対策を通して一時的に増加はするものの、一過性のものであると判断せざるを得ない。

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地域活性再生不能の悪循環

全国各地の総合戦略として当然のように言われているのが「交流人口増の促進」。全国各地での誘客競争が激化し、地域の魅力の発掘や交流人口の拡大施策など地域の活性化に向けて進んでいる。

交流人口とは、なにかしらの目的を持ってその地域を訪れる人たちのことを指す。 具体的な目的としては、観光を筆頭に通勤・通学、習い事、スポーツ、レジャーなどが挙げられる。 

また、関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉。
地方は人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面しているが、地域によっては若者を中心に変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されている。

「聖地日光」は古くから参拝や自然探索など、多くの方々が訪れる日本で最高峰の観光地であり、まさに【NIKKO is NIPPON】なのである。
観光に訪れる方々の消費活動や「ふるさと納税」などの活用など、如何にして外貨獲得ができるかが今後の「日光づくり」に大きな影響を及ぼすだろう。

「BUSHIDO〜The Soul of Japan〜 」

新渡戸稲造が愛国心にかられ、外国人に向かって日本男児の心に宿る伝統的精神を「武士道」という言葉にして書かれた1冊である。五常の徳と呼ばれる「仁・思いやり」「義・正義の心」「礼・礼儀礼節」「智・叡智工夫」「信・信用信頼」を基軸にして、高き身分のものに伴う義務「ノーブレス・オブリュージュ」を説いている。

 武士道における良心の掟は、知識は日々の行動と合致しなければならないという「知行合一」という言葉を生み出し、打算や損得を離れて人としての正しい行いをするという日本人の精神的支柱を英文で書いたのである。この思想は日本より世界が日本人を認めるきっかけとなった本でもある。

 同じように「聖地日光」も日本人より世界の人々が認める素晴らしい地域であることを自覚し、麗しき日本の魂を伝承していきたいものである。

*ここに示すのは私が尊敬する師匠「岬龍一郎」先生が和訳解説されている本です。
2007年から開講した「とちぎ岬塾」で先生の講義を受けながら志を同じくする仲間達と多くの学びと行動を起こしてきました。この精神論を持ってこれからも進み続けます。